造船の街にある小さな食堂から

3世代に渡って受け継ぐ特製ソース

ビンゴソースは、備後地方で生まれたスパイス香る甘口のソースです。 地元では学校給食にも採用され、こども達にも馴染みのある調味料になりました。
「家族の笑顔は食卓から、笑顔の食卓にビンゴソース」をテーマに、揚げ物・煮物・焼き物など様々な料理に活用できるビンゴソースを通じて、食卓の笑顔づくりのお手伝いができれば幸いです。

福山ブランド認定商品

尾道と鞆の浦から

広島県福山市沼隈町は、海運の要衝の地”潮待ちの港”で有名な「鞆の浦」と、文学と映画の舞台となった風光明媚な港町「尾道」の中間に位置する、瀬戸内海に突き出た半島の町です。鞆の浦から尾道にかけては、瀬戸内海屈指の景勝地で、源平合戦の古戦場や歴史ある寺院などが数多く残ります。豊かな自然に囲まれ、造船業が盛んな沼隈町常石で、ビンゴソースは生まれました。

【左】有限会社たかの 代表取締役社長 高野 敏幸
【右】有限会社たかの 専務取締役 高野 憲治

福山市沼隈町常石
昭和34年生まれ

活気に満ちた造船の街「常石」には、多くの人が集い憩う場所であり、 映画館やスーパーなど多くのお店が軒を並べていました。そんな街に開業した『食事処たかの』では、昼も夜も造船業に携わる人やその家族など、多くの人でたいへん賑わいました。

せとうちの魚に
合う特製ソース

初代店主は、造船業に携わる方々は家族と離れ単身でこの地を訪れる人も多く、そんな人たちにも「食事だけはしっかりとってもらいたい」という想いで、食事を提供していました。
瀬戸内は豊富な漁場であるため、日常的に新鮮な魚を手に入れることができました。当時からよく使用していた鯖を一般的な煮付や塩焼き以外に提供できる調理法はないかと考案したのが、特製の調味料に漬込んだ鯖の竜田揚げでした。この時の調味料が現在のビンゴソース誕生のきっかけとなり、その後3代に渡り受継がれ、現在に至ります。

めざす風景は
家族の絆

当初「備後福山を代表するお土産に」との思いも込めて商品の販売を開始しました。 販売をスタートし、お客様に触れていくにつれ想いは変化します。 ビンゴソースはお土産ではなく、昔から食卓に置かれている醤油のように、家庭の味・地元の味として備後地区で絆を深めながら広めていきたいと考えるようになりました。
それからはただ単に販売を全国に拡げるのではなく、地域への周知を中心にした活動に切り替えました。 ビンゴソースを食卓に置いてもらい、何気ない日常の家族で食事を楽しむ笑顔の風景が私たちの理想です。 目指すのは家族の絆を深められる調味料作り。 オリジナル・ビンゴソース発売以来、現在はビンゴソース特選、ビンゴソース旨辛、ビンゴポンズと、3世代で食卓を楽しめる商品開発を進めてまいりました。

子ども達への
食育活動 

現在オリジナル・ビンゴソースは福山市内の学校給食で定期的に使用されています。 近年、給食残食率は増加しており、偏食、小食などの理由で、給食を食べ残す児童が多く課題になっているそうです。そうした中でも、ビンゴソースを使用していただいたメニューは残食率が減少したという報告に歓喜しております。
ビンゴソースが、子ども達の偏食や食べず嫌いの克服、”食”への関心を引き出すきっかけになれることを信じております。 また、食育の一環としてスーパー等での料理教室や学校訪問を継続してまいります。

備後のビンゴ、
地域の元気。
日本、世界の食卓を
笑顔に。